サーチコンソール活用ガイド

AIツール「サーチコンソール分析アシスタント」の使い方

Search Console にたまった「どんな検索で、どのページが見られたか」というデータを取り出し、AIの分析アシスタントに読ませると、「次に書くべき記事・キーワード」を提案してもらえます。このページでは、その準備=データの取り出し方を、初めての方向けに、順を追って説明します。

Search Console  →  Search Analytics for Sheets(アドオン) →  Google スプレッドシート  →  AI分析アシスタント

用意するもの

手順

  1. アドオン「Search Analytics for Sheets」を入れる

    まず、スプレッドシートに Search Console のデータを取り込むための無料アドオン(拡張機能)を追加します。

    • Googleスプレッドシートを開きます(https://docs.google.com/spreadsheets/
    • 新しいスプレッドシートを開きます
      Google スプレッドシートの作成画面。「空白のスプレッドシート」を選ぶ
      「空白のスプレッドシート」を選んで、新しいシートを開きます
    • メニューの 拡張機能アドオンアドオンを取得 を選びます
      メニューの「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」を選ぶ操作
      「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」の順に選びます
    • 検索窓に「Search Analytics for Sheets」と入力し、開発元が Mihai Aperghis のものを選んで インストール
      Google Workspace Marketplace の検索結果。開発元 Mihai Aperghis の「Search Analytics for Sheets」を選んでインストール
      開発元が Mihai Aperghis のものを選んで、インストールします
    • 「インストールの準備」という画面が出たら、続行 をクリックします
      「インストールの準備」の画面。「続行」をクリックする
      「インストールの準備」が出たら、続行 をクリックします
    • 「Search Analytics for Google Sheets にログイン」の画面が出たら、アクセスを許可する内容(名前・メールアドレス)を確認し、次へ をクリックします
      「Search Analytics for Google Sheets にログイン」の画面。アクセス内容を確認して「次へ」をクリックする
      内容を確認して、次へ をクリックします
    • 「Search Analytics for Google Sheets が Google アカウントへのアクセスを求めています」の画面で、すべて選択 にチェックを入れ、続行 をクリックします
      「Search Analytics for Google Sheets が Google アカウントへのアクセスを求めています」の画面。「すべて選択」にチェックを入れて「続行」をクリックする
      「すべて選択」にチェックを入れて、続行 をクリックします
    • 「Search Analytics for Sheets をインストールしました。」と表示されたら、完了 をクリックします。これで、アドオンの追加は完了です
      「Search Analytics for Sheets をインストールしました。」の画面。「完了」をクリックする
      「完了」をクリックすれば、アドオンの追加は完了です
  2. サイドバーを開く

    メニューの 拡張機能Search Analytics for SheetsLaunch Sidebar を選ぶと、画面の右側に設定パネルが表示されます。

    メニューの「拡張機能」→「Search Analytics for Sheets」→「Launch Sidebar」を選ぶ操作
    「拡張機能」→「Search Analytics for Sheets」→「Launch Sidebar」を選びます
    画面右側に開いた Search Analytics for Sheets のサイドバー
    画面の右側に、このような設定パネル(サイドバー)が表示されます
  3. 取り出すデータの条件を決める(ここが最重要)

    サイドバーで、次のように設定します。

    項目設定する値
    Site分析したいサイトを選ぶ(例:sc-domain:あなたのサイト.com
    Date Range取り出す期間。過去3か月ほどが目安
    Search Typeweb
    Group ByQuery と Page の両方にチェック(最重要)
    Aggregation TypebyPage
    Rows Returned25000
    いちばん大事なポイント「Group By」で、Query(検索キーワード)と Page(ページURL)の両方にチェックを入れてください。これを忘れると「どの検索で、どのページが見られたか」の組み合わせが取れず、分析になりません。

    ここからは、実際の操作を画面で順に見ていきます。

    まず、サイドバーの一番上にある Search Console Requests をクリックします。データを取り出すための入力フォームが開きます。

    サイドバー上部の「Search Console Requests」をクリックする
    まず、Search Console Requests をクリックします

    フォームが開いたら、いちばん上の「Sites」で Choose site をクリックし、分析したいサイトを選びます。

    「Sites」の「Choose site」から分析したいサイトを選ぶ
    「Sites」で、分析したいサイトを選びます

    続いて「Search Type」は Web (Default) のままにしておきます。その下の「Dates」にある Date range で、データを取り出す期間を選びます。

    「Last 7 days」から「All time(全期間)」まで用意されているので、分析したい期間を選んでください。期間が長いほど、多くのデータが集まります。

    「Dates」の「Date range」で、データを取り出す期間を選ぶ
    「Date range」で、分析したい期間を選びます

    その下にある「Include partial data」と「Compare to」は、初期設定(NoNone)のままで構いません。さらに下の「Dimensions」にある Group by の入力欄(「(Optional) Choose Dimensions / Columns」と表示されています)をクリックします。

    「Dimensions」の「Group by」の入力欄をクリックする
    「Dimensions」の Group by の入力欄をクリックします

    クリックすると、選べる項目の一覧が開きます。この中から、まず Query(検索キーワード)を選びます。

    「Group by」の一覧から「Query」を選ぶ
    一覧から、まず Query(検索キーワード)を選びます

    続けて、もう一度、同じ入力欄をクリックします。ふたたび一覧が開くので、今度は Page(ページURL)を選びます。

    これで「Group by」に QueryPage の両方が入り、「どの検索で、どのページが見られたか」の組み合わせが取れるようになります。

    もう一度入力欄をクリックし、一覧から「Page」を選ぶ
    もう一度入力欄をクリックして、今度は Page(ページURL)を選びます

    「Group by」に Query と Page の両方が入ったことを確認したら、さらに下にスクロールします。「Options」の Aggregation Type をクリックし、一覧から By Page を選びます。

    「Options」の「Aggregation Type」で「By Page」を選ぶ
    「Aggregation Type」で By Page を選びます
  4. データを取り出す

    残りの「Rows returned(取り出す行数)」は Up to 25,000 rows、「Results Sheet(出力先)」は Create New Sheet のままで構いません。設定ができたら、いちばん下の Request Data ボタンを押します。数十秒ほどで、スプレッドシートにデータが流れ込みます。

    残りの設定はそのままで、いちばん下の「Request Data」ボタンを押す
    設定ができたら、いちばん下の Request Data を押します

    出てくるのは、次の列です。

    • 検索キーワード(Query)/ ページURL(Page)
    • クリック数(Clicks)/ 表示回数(Impressions)/ クリック率(CTR)/ 掲載順位(Position)
    取り出されたデータ。Query・Page・Clicks・Impressions・CTR・Position の列が並ぶ
    このように、Query・Page・Clicks・Impressions・CTR・Position の列でデータがそろいます

    これで「どの検索キーワードで、どのページにアクセスがあったか」という組み合わせのデータが、一覧でそろいます。

  5. シートに名前を付けてダウンロードする

    画面左上の 無題のスプレッドシート と表示されている部分をクリックすると、ファイル名を変更できます。あとで見つけやすいように、分かりやすい名前を付けておきましょう。

    画面左上の「無題のスプレッドシート」をクリックして、ファイル名を変更する
    左上の 無題のスプレッドシート をクリックして、名前を付けます

    名前を付けたら、そのまま CSV 形式でダウンロードします。メニューの ファイルダウンロードカンマ区切り形式(.csv) を選びます。

    メニュー「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」を選ぶ
    「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」を選びます
  6. サーチコンソール分析アシスタントに読み込ませる

    最後に、取り出したデータを「サーチコンソール分析アシスタント」に読み込ませます。まず、下のリンクからアシスタントにアクセスします。

    サーチコンソール分析アシスタントを開く(ChatGPT)

    サーチコンソール分析アシスタントのスタート画面
    このアシスタントの画面が開きます

    先ほどダウンロードした CSV ファイルを、このアシスタントのチャットにアップロードします。入力欄の左にある をクリックし、写真とファイルを追加 から CSV を選びます。

    入力欄の「+」→「写真とファイルを追加」からCSVをアップロードする
    入力欄の →「写真とファイルを追加」から、CSVファイルを選びます

    CSVが添付されたら、入力欄には何も入力しなくて構いません。右下の (送信)ボタンを押すと、アシスタントが自動で分析を始めます。

    CSVを添付した状態で、右下の送信ボタン(↑)を押す
    CSVを添付したら、右下の (送信)ボタンを押します

    これで、アシスタントがデータを読み取り、分析を始めます。数十秒ほどで、次に書くべき記事の候補となるキーワードを30個、提案してくれます。

    30個は「特に重要な5個(最優先)」と「その他25個」に分かれます。それぞれの候補に、その記事を支える既存記事(母記事)・現状のデータ(表示回数・順位・CTR)・内部リンクの貼り方まで、具体的に示されます。

    アシスタントの出力例。書くべきキーワード30個(最優先5個)と、母記事・現状データ・内部リンク設計
    「書くべきキーワード30個」が、母記事・現状データ・内部リンク設計つきで提案されます

    さらにこのアシスタントは、記事を書いたあとの「内部リンクの貼り方」まで設計してくれます。

    内部リンクとは、自分のサイトのページ同士をつなぐリンクのことです。関連する記事をリンクで結ぶと、読者は次に読みたい記事へ移動しやすくなり、検索エンジンも「この2つの記事は関係が深い」と理解しやすくなります。これが、上位表示の助けにもなります。

    提案は、上の画面のように 2つの方向 で示されます。どちらも、初めての方が迷わないよう「どこへ・どんな文字で・どの場所に」リンクを貼るかが、具体的に書かれています。

    内部リンク設計の出力例。2方向のリンクが、貼る先・アンカー例・貼る場所つきで示される
    内部リンクの貼り方が、2つの方向で具体的に示されます
    ① 新しい記事 → 既存の記事へリンクを貼る これから書く新しい記事の本文の中に、関連する既存記事へのリンクを置きます。
    • 貼る先:リンクの行き先になる、既存記事のURL
    • アンカー例:実際にリンクにする文字(例「RE-SS26B-WとRE-WF262の違い」)。読者はこの文字をクリックして行き先に飛びます
    • 貼る場所:新しい記事の、どのあたりに置くか(例「後継機候補を紹介した直後」)
    ② 既存の記事 → 新しい記事へリンクを追加する(①の逆方向) 今度は反対に、すでにある記事を少しだけ編集して、新しく書いた記事へのリンクを足します。
    • 追加する既存記事:編集する既存記事のURL
    • アンカー例:リンクにする文字の例
    • 追加する場所:その既存記事の、どこに足すか

    ①と②の両方を行うと、2つの記事がしっかり結びつき、内部リンクの効果が高まります。アシスタントが示した「貼る先・文字・場所」を、そのまま真似して貼るだけでよいので、初めての方でも迷わず内部リンクを設計できます。

つまずきやすいポイント

① ログインアカウントの行き違いで認証エラーが出るブラウザに複数の Google アカウントがログインしていると、Search Console を登録したアカウントと食い違って、認証エラーが出ることがあります。いちばん簡単なのは、シークレットウィンドウを開き、Search Console を使っているアカウント1つだけでログインして作業する方法です。
② 1回に取り出せるのは25,000行まで1回の取得で取れるのは最大25,000行です(これは Search Console 側の制限)。それより多い場合は、期間を区切って、数回に分けて取り出してください。
③ 「Group By」の両方チェックを忘れないQuery と Page の両方にチェックを入れないと、組み合わせのデータになりません。ここだけは、毎回かならず確認しましょう。

まとめ